7月25日(土)晴れ時々うすぐもり

 

 645分起床。涼しくて階下の窓全開。室温19度まで下がる。

 7時半まえ、アンナ起きたので寝室で足腰背中マッサージ。窓の外、羊が鳴き交わす中、トネリコの木の葉が独特のそよぎを見せている。何枚かの葉が対象形に生えたユニットがそれぞれ独立して動くのが面白い。

 アンナはよく寝れたという。最初寝付けなかったが、ヨガニドラを応用して、痛みに囚われがちな意識を身体の各部や呼吸に集中したのが良かったのだそう。不眠は私も時々あるから、このテクニックは使えそうだ。

 私はヨガニドラだけにしてあとは書き物、アンナはヨガもフルのプログラム。

 朝食同時に始めるが、例によって私は彼女の二倍ほど時間がかかる。私がゆっくり物を噛んで食べるからだ。先に済ませた彼女はサニーの衣類のサーチ、のち、一昨日の古戸棚の引き出しに蝋を塗る。私は書き物。

 午後、アンナはトイレのドア、続いて、二階のバルコニーの扉にプライマー塗り。私はトイレのドアフレームのサンディング。結局、サンドペーパーでの手仕事になる、こういう単純作業は私に向いている。

 夕刻自転車で散策。途中、州道脇にある分別収集のリサイクルコーナーに寄る。ここには古着のコンテイナーもあるので、アンナは不要の衣類をリサイクルに出す。このあと、ザルツァック川沿いを下流に向かう。リーフの町に近づくに連れ、流れは次第に穏やかになる。さざ波ひとつ無い水面に、残照を浴びる対岸の木樹や、その上に浮かぶ優しく照らし出された雲が見事な鏡像を投影している。「フランス印象派の絵みたいだね」と言うと、「いや、それより前のロマン派じゃないかな」とアンナ。

 家に戻ってアンナ、「このとうもろこし、どう思う?」。見ると30センチぐらいに成長している。「いけるんじゃないかな」。もぎ取って皮を剥く。ところが、剥けども剥けども皮ばかり。ようやく実が見えたと思ったら、まだ色づいていない成長前。ありゃりゃ、大失敗。昨年はこれとは逆に、実が大きくならないうちに9月も中旬になり、収穫してみたら硬くて文字通り歯も立たず、という苦い経験があった。そのせいであつものに懲りてなますを吹いてしまったわけだ。食えぬなら食えるまで待とうとうもろこし。

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