7月19日(日)くもりのち晴れ



 久しぶりに9時まで寝る。昨夜、喉の具合が少し怪しかったが、睡眠で復調したようだ。念のため生姜湯飲む。アンナは11時半ごろ起きる。「何で起こしてくれなかったの?」「いや、寝れるだけ寝ておいた方が良いと思うし」。ベッドでマッサージ。

 庭に出たアンナ、「外、暑いの好き」。

 昼食時、「サニーが産まれてくると、いろいろ責任が出てくるわね」「そうだね」「予防接種とか、どうしたらいいかな」。確かに。我々の知り合いでも、予防接種を全部やらせているのに子供がしょっちゅう病気をしている家庭がある一方、予防接種なしで育てた子供がいつも元気という家庭がある。我々は基本的に「病は気から」だと思うが、予防接種をどうするか、これから考えないといけない。

 庭から入ってきたアンナ、「やっぱり、家の中の方が涼しくていいわ」。この家は1950年代の建築で、ある程度壁に厚みがあるので、夏でも階下は自然冷房のようで助かる。

 夕刻、ハラインまで自転車で。途中、自転車に子供用トレーラーを連結した家族連れとすれ違う。トレーラーには子供一人と赤ちゃん。こういうのもアリかなあ。郵便局で先日の謎の小包伝票(715日付)、アンナがスキャナーに読み取らせると「無効」、「なーんだ、つまんないの」。橋を渡って銀行の前にある「街頭図書館箱」へ。アンナが持ってきた不要の本を寄付。これは市民が読まなくなった本を持ち寄って、街頭にある蓋付きの箱にいれておく。あとは借り出し自由。ある種のリサイクルだが、面白いシステムだと思う。

 メインスクエアを通ると、多くの人で賑わっている。小さな街だけに、中心部が機能しているのは心強い。

 昨晩、音が聞こえたグリグリだが、彼らは建物の隙間に入り込んで巣を作るので木部を傷める。我々のところに出現するようのなったのは2年前だが、最初は音を聞いて野ネズミかと思った。ネズミはユーカリのオイルの香りが嫌いだと聞いて試したが効果なし。ネズミ取りも試した。漫画とかでよく見る針金がパチンと閉まるやつだ。有機のチーズを奮発したがこれもダメ。窮余の一策で駆除剤を買って来た。これは南仏で使ったことがある。いざこれを使おうという時に、アンナがシリンダー状の捕獲器をネットで見つけた。これなら生捕りにできそうだ。チーズやリンゴを餌にこれを仕掛けたところ、見事、かかった!ところが、野ネズミにしては大きい。加えて、リスのようなふさふさのしっぽ。調べてみると、これがオオヤマネと判明した。ドイツ語で Siebenschläfer 、「七ヶ月冬眠する奴」。 この夏もこの捕獲器を設置することになった。間違ってもチーズなどやらない。彼らの好物は木の実やリンゴだから。

 夕食にレンズ豆のカレーを作る。幸い好評。

 食後、アンナ、いつものようにナツメヤシの実を食べている。安産効果があるというので、いつもは毎晩6つ食べているが、今日は新記録の18個。三倍の効果があるかどうかは不明。

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