7月6日(月)朝快晴、のち雨
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| 丸いズッキーニ、ただしこれはまだ小さい。 |
とりとめのない日というのがあるとすれば、今日がそれにあてはまるかもしれない。日課などは忠実にこなしながらも、あれこれに追われて、いつの間にか日が暮れてしまう。何かに着手しても、中途半端で結実せず、あるいは途中放棄されてしまう。断っておくが、手抜きでこう書いているのではない。こういう日があるのもまた一興というものだ。
午後になって降り出した雨が私のコマ切れな一日と対照的に、何かに憑かれたかの如く降りしきっている。
よって、散歩もミニサイクリングもなし。
夕食のパスタに、庭の丸いズッキーニをアンナが炒めて付け合わせにしてくれる。ちょっと大きくなりすぎたかな、と二人で話していた。スライスしてみると案の定、種を包むゼラチン様の部分が大きく、種そのものもでかい。ところがところが、口に入れてみると、まさにこの半透明の部分がとろりと甘く、種も柔らかい。むしろ他の部分よりも美味いのであった。思いがけない発見に歓声を上げる。今後、このズッキーニは少し大きめに育ててから収穫しようとアンナと話す。
少し早めに寝室に上がり、二人して本を読む。「夫のコーチする出産」に胎児の心音は聴診器なしで聴けるとある。そういえば、助産婦のマグダレーナもそう言っていたっけ(5月12日付)。あの時は聴診器を介してもよく聞こえなかったが、それ以来トライしていない。お腹の左側に耳を着ける。「もうちょっと下だと思うけど」とアンナ。ドクドクドクドク、聞こえた!♩=140ぐらいだろうか、モルトアレグロ。これを肉眼ならぬ「肉耳」で聴けるのは父親の特権だ。ありがとうアンナ、ありがとうサニー!
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| 春菊です。 |

