7月14日（火）くもり時々晴れ、のち雨

　昨夜遅かったのでゆっくり寝るつもりが8時前に目覚め、起きてしまう。9時前にアンナ起こす。

　9時半よりヨガ・ニドラ、続いてヨガ。ヨガ・ニドラは30分弱のプログラム。ヨガといっても何かのポーズをするのではなく、横になったままで体の各部と呼吸に意識を向けてリラックスする。「ニドラどうだった？」と訊いたら、「そのあとのヨガに最初から集中できたわ」「僕もそうだ」「ちゃんと目覚ましていられた？」「それは難しかったな、何度かうとうとしてしまった」。終始覚醒状態でいなければならないのだが、昼寝の得意な私にはこれが難関だ。そのうち慣れるだろう。それでもかなりスッキリ出来たから、すでに効果はあるといえよう。

　アンナは食料品整理の続き、私は「夫のコーチする出産」の続き。

　トマトの水やりに外に出ると、アンナも出て来る。「このトマト、食べ頃みたいよ」とアンナ。「これも、あっ、これも」。結局、大小色とりどり20個ぐらいのトマトを収穫。この夏初めて、庭のトマトでトマトモツァレラ。鉢植えの二種のバジリコを散らせる。トマトが甘くて美味い。なんといっても10分前に採り入れたばかりなのだから。

　今日7月14日はフランスでは革命記念日。今年はコロナで、人々はマスクをしてバスティーユ祭を楽しんでいるのだろうか。私は1000キロ離れたザルツブルク郊外でのんびり。お祭り騒ぎよりも自然に囲まれている方が、どちらかというと私の性には合っている。

　午後、アンナはリビングの床、徹底的に拭き掃除。私は領事館にメイル、すぐに返答がある。有難い。

　例によってリゾットのセットだけしてミニサイクリング。アンナにとって軽い運動は欠かせない。一時期しばしば就寝中に足がつっていたが、このところこれが無くなったのも、自転車や散歩を励行しているからだろう。私にとっても何よりの気分転換になる。

　夕食前にリビングのフロアのライニングを固定する。私はスティックを押さえる役。アンナは器用にトントントンと長い釘を打ち込んでゆく。夕食は少し遅くなったが、頑張ってやっつけてしまう。これでリビングの改修が終了。二人してちょっとした達成感を味わう。

　就寝前、深夜のピアノ。バッハを弾いていると感謝の気持ちが溢れた。