6月21日(日)パリ、曇り、夕刻、俄か雨あり



 今朝も9時までゴロゴロ。やはり独りだと気合いが入りにくい。それでも朝食前に有機野菜の店に買い物に。日曜日は全てが閉まってしまうオーストリアと違って、パリは開いている店があるのでありがたい。と言ってもこの店も含めて13時ごろに閉まってしまうところが多いが。生産者からの直送を含めて、有機の野菜果物を手頃な値段で提供している青果店が歩五分のところにあるのは、常々ラッキーと思っている。コロナ以来入店を8人に制限しているとEさんから聞いていたので、朝いちで来たのだが、お客は5-6人。シュウ・ケール(葉キャベツ)を見つけて喜んで買う。朝食の後でこれをマリネにする。

 衣類に続き、他のものの片付けにかかる。

 夕刻、ダンフェールロシュロウのキャフェでアメリカ人の友人、リンダに会う。彼女とは長い知己だが、私の知る限り、このブログを日本語以外の言語で欠かさずに読んでくれている唯一の読者でもある。自動翻訳を使って英訳しているので、しばしばおかしな表現に遭遇するらしい。その上、日本語では主語を省略する場合も多いから、ある程度の混乱は免れられないだろう。彼女によれば、これらを推測補足しながら読むのも逆にまた楽しいのだそうだ。「感情に走ることなく物事を淡々と表現してゆくスタンスは、日本の古典にも通じるところがあってユニーク」、と過分な評価を頂いてしまった。一女の母である彼女曰く、「女性は自分の子供ができると、他の子供もまるで自分の子供のように感じられて、護りたくなるもの」なのだそうだ。なるほどそういうものか。

 夕食にジロンド川河口の村、Port Maubert の小さな魚屋から買ってきたまま置いてあった魚のスープの缶詰を開ける。彼の地には何年か前に、Eさんのインスタレーションの手伝いで、アンナともども招かれて忘れがたい晩夏の一週間を過ごした。今夜もEさんを誘ったが、「暑い時にスープはもひとつだなあ」と辞退されたので、独り占めすることに。なかなか美味。

 アンナと話す。展示会に職場の同僚、カイとアルルンが顔を出してくれて、久々に楽しく談笑したのだそうだ。そして彼らもまたサニーのことをとても喜んでくれているとのこと。

 引越し以来、長い間段ボール箱の中に眠っていた、オーケストラ曲のスコア類を本棚に並べる。出てくること出てくること。気がついてみれば今日はちょうど Fête de la Musique 。これらの曲のいくつかを指揮法のクラスで勉強した、ダラスでの修士課程の日々を懐かしく思い出しながら、私は心地よい眠りについたのだった。

Popular Posts