6月15日(月)雨



 8時起床。アンナも眼を覚ましたので足マッサージ。私は熟睡できたのでそのまま起きる。アンナは例によって寝直せたよう。

 雨水のタンク、夜来の雨で一杯になったので蓋をする。この水は庭仕事に不可欠。というのも、うちの水道は裏山の取水地から来るからピュアだけれども石灰分が多く、水撒きには雨水の方が適しているのだ。もちろん、無料ということもある。

 朝食を摂りながら「夫のコーチする出産」を読む。書き物を始めたところで、アンナ、起きて来る。「半覚醒の時間もあったけれど、リラックスはしていたわ」と言う。昨晩のリラクセーションメソッドは助けになったらしい。これは体の要所要所を、額から足まで、指先で軽く震わせながら、リラックスするメッセージを語りかけるというもの。催眠的要素があるようで、出産の第一段階でも使うらしい。幸い、私はいびきかかなかったとのこと。就寝前に声を出して歌ったのが効果があったのかもしれない。

 雨しきりに降り、前の小川も増水している。

 午後、買い物に出る。コロナ初期、私は運転するだけで、買い物自体はアンナがしてくれていたが、最近は主に私の職掌になった。スーパーに入ると私のようにマスクをしている人は少数派で、ほとんどの人がマスクなし。規制が解除されたのだろう、いよいよコロナ明けの風情だ。今日から欧州各国間の国境も、一部を除き再オープンした筈。私もそれに合わせて明日はパリに行く。

 夕食後にゆったりしながら話す。我々二人が三ヶ月半もの間、顔と顔を突き合わせて生活したのは、7年余の我々の付き合いで初めてのことだ。私は月に12回パリかどこかに旅行して家を空けるのが常だし、アンナも普段は仕事があるから、私がこちらに来ていてもブレイクはある。その意味でも今回は特別だった。もともと今年はサニーのために出来るだけオーストリアで過ごすつもりでいたから、事実上理想的であったといえる。いろいろあったけれど良くやったね、とお互い祝福する。これから、まだ先は長いけれど。

 私の不在中、サニーに聴かせてもらうためにピアノを弾いて録音する。バッハを弾くが、ずいぶんとちってしまう。サニーのためと思うから緊張したのだろうか。就寝前の歌も録音する。ライヴと同質とはいかないが、父親の声がしているというだけでも、何もないよりは良いだろう。サニーもやはり私の不在を寂しく思うのだろうか。




Popular Posts