5月27日(水)久々の晴れ



 7時前に眼が醒めるが寝直せず、8時起床。
 昨夜のディスカッション継続。助産婦のエルザが条件として提示した検査のうち、もう一回の超音波検査はやることにする。他方、ドップラー音波グラフ検査は不要に思われるので、この点はエルザと話し合うことにする。
 ブランチのあと、アンナは庭に出る。曰く、「庭はセラピーのようなもの」。それはある程度私もわかる。庭ではないが、パリのアパートでもトマトやカレンデュラのケアをするだけでずいぶん心が癒される気がする。先日Eさんが弱っていると伝えてくださったパリのトマトだが、その後どうしているのだろうか、少し気掛かりだ。一方こちらでは、アンナがトマトの「ミニ」の支柱を太くて長いものに替えてくれる。ミニもマックスも先日の嵐の時に突風に煽られて少し傾いたが、支柱のお陰でまっすぐに戻った。
 午後自転車で最寄りのスーパーまで買い出し。オート麦のシリアルを切らしてしまったので。このスーパーまでは2キロ弱なので、歩くにはちょっと気が重く、わざわざ車を出のも大袈裟なので、天気さえ良ければ自転車は最適。ここも県道に沿って自転車道が整備されているので危険もない。買い物ついでに買って来たペイストリーでお茶、いや甘い物の方がショッピングの本命だったりして?
 夕食前、今日も二人で自転車での散策。先日散歩で歩いた(413日付)コースを逆に辿る。自転車だとさすがに早い。早くも麦が穂を出している。同じ種なのにところどころ飛び抜けて背の高いのがあるのは何故なのだろう。この麦のライトグリーンが、中景の丘のモスグリーン、そして背後に青灰色で聳えるウンタースベルグに映えて、一幅の絵画を見るようだ。ウンタースベルグは先月よりもさらに雪が少なくなっている。今年は暖冬のせいで、例年に比べて嶺の残雪がわずかだ。
 リーフの町へのショートカットを往くと、路傍の麦畑にケシの花、紅一点とはこのことか。これが前景。ついで区画ごとに違う緑色の麦畑の重なり、すでに山影に沈む森と丘それにハラインの象徴とも言えるバームシュタインの二連の岩、そして雪を戴いた遠方の山々の連なりが、絵はがきに成りそうなクリシェを観せてくれて、アンナも私も思わず息を飲んだ。
 生まれてくるサニーが彼女の人生で、どの国どの町に落ち着くのかは全くの未知数だ。けれども、この自然の美しいハラインに産まれたことを、彼女のルーツとして、きっと誇りに感じてくれることだろうと思う。



Popular Posts