5月7日(木)さつき晴れ
7時半起床、トマトなどプランター外に出してから、階下の掃き掃除。
先日書いたようにヨガが良い日課になっているが、これに続く10分間の瞑想の効果もヨガに負けず劣らず。私はニューヨーク在住の頃に瞑想を知ったが、昨夏20年振りに再開。秋からアンナも定期的にやるようになった。このブログにも書いたチョプラのワークショップには毎日の瞑想があり、この時も二人一緒に座ることはなかった。お互いの存在が気になって集中できないだろうというのが理由だった。ところがヨガのメディテーティヴな性質に助けられるせいか、今では全く無理なく二人して二畳敷に座っている。そして、瞑想の後に自然とハグをする習慣になった。これをアンナは「ヨガで一番お気に入りのポーズ」と呼んでいる。
朝食後、外に出ての書き物を試みるが、あまりの陽気にウトウト。家の周りを巡り写真を撮って目を覚まそうと思う。前庭に出るとアンナが黒のセーターに身を包んで、以前(3月17日付)ちょうど黒ウタドリが落ち葉をひっくり返していた場所で同じようなことをしている。「黒ウタドリの仕事を引き継いだのかい?」と訊くと、「私はそんなにめちゃくちゃにしていないわ!」。ちょっと暑いので、結局ダイニングに退散。アンナ、苦いものが増血に良いというので、タンポポの葉っぱと花を採ってきてこれをサラダにトッピング。
夕刻、トマトなどの植え替えに必要な土を園芸スーパーに買いにゆく。平日なのに人が多いのでびっくり。コロナ休みで庭仕事をやっている人たちだろうか。帰途、アンナの同僚のカイの所に鉢植えを届ける。彼も園芸が趣味で、去年彼からいくつかの苗をもらったお返しである。
アンナは自分の制作の傍ら、ザルツブルクの近代美術館、MdMで監視員をしている。本来は産休に入る今月末まで仕事なのだが、例に漏れずコロナ禍で6月まで休館なので、自宅でゆっくりしていられるのだ。MdMの休館は突然決まったので、同僚に挨拶することもできず、「不思議な感じで終わっちゃった」とその頃は言っていた。実質上、出産4ヶ月以上前からの休みとなり、サニーのためには理想的なことになった。
もう一人、彼女のかつての同僚スヴェンから電話。彼が6月末に企画する本の展示会の美術作品コーナーに、アーティストの一人としてアンナを招聘してくれるという。とても嬉しそう。「出す作品、今から作るわ」。夕食後さっそくアトリエへ。
他方、私は原稿仕上りが遅くなり、プルーフリーディングは零時前になる。朝食後から書き始めたのになぜ深夜までかかってしまうのだろう?就寝前にこのことをアンナと話す。昼食から外出までの時間、何をしていたのかが思い出せない、空白の時間になってしまっている。「パソコンに向かってたと思うけど」とアンナ。タイム·マネージメントに問題があるようだ。去年から少しずつ読んでいる「The Law of Attraction」という本に「分割して意図する」というチャプターがあるのを思い出し、提案。明日から二人でこれを試すことになった。さあ、どうなりますか。