5月24日(日)曇ったり晴れたり小雨降ったり
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| 昨日に続いて野ばらです。 |
ベッドで足マッサージの最中、「パリ一緒に行けないかな?」とアンナ。そろそろ国境の規制が緩みそうな気配があるので、6月後半に私が一度パリに行ってくる話をゆうべしていたのだ。「そうだね、不可能じゃないけれど、私は大忙しだろうし、どうかなぁ」「やっぱりそうかあ、一人になりたくなあ」「私も一人にさせたくはないけど、行ったところで楽しいこともできないんじゃないかな」「そうね、美術館とかも閉まっているみたいだし」「それに庭の水やりとか、どうしたらいいんだろう?」「あっ、それすっかり忘れてた!」。
朝食のテーブルで、むしろ小旅行をしたらどうかという話をする。チェコの国境がもうすぐ開くらしいから、今なら観光客の少ないプラハが観れるかも。昨秋に行った時は余りの混雑に、観光スポットにはほとんど足を踏み入れなかった。逆にいろいろ意外な発見があって楽しかったが。或いはウィーンもいいかも。いずれ私は日本大使館に用事ができそうだし。さもなくばミュンヘンなら日帰りもできる。とにかく「家族二人」最後の旅行をしておきたいと思う。2-3日なら水やりも大丈夫なはず。
庭に出ると、昨日の嵐でアイリスが軒並み薙ぎ倒されていて哀れ。例年ならしばしの間、その雅な姿を愛でることができるのだが。
母に電話。私が産まれた頃、妊娠中の女性はお茶を普段どおりに飲んでいたらしい。ハーブティーなどない頃だからそれが当たり前だったのだろう。ただ、夏には喉も乾くから麦茶を飲んだ。これは良いアイディアだ。次回パリ行きの時、買って来よう。私の父は当時大学の助手だったが、アマチュアのテノールでもあって、興が乗るとオペラのアリアなど、我が家で歌声を聴かせたのだそうだ。それを私も母の胎内で聴いていたらしい。今、私がサニーに聴かせている狸ばやしよりも、ぐっと颯爽としたクラシック音楽だったわけだ。
昼食後、リビングのペンキ塗りの下地準備の続き。
夕刻、また自転車でいつものコースをぐるり。このミニサイクリングは恒例になりつつある。前にも書いたが(3月20日付)オーストリアは自転車インフラが良く整備されていて危険も少ないのは有り難い。
先日アンナがメイルを送った助産婦さんの一人から返信。彼女は8月1日から休暇とのこと。残念ながらこの人にサニーの出産をお願いするのは無理そう。
就寝前に、例によって狸ばやしをサニーに歌ってやると、元気に反応。喜んでくれているのだろう。
