5月21日(木)午前中曇りがち、のち晴れ



 やはり昨晩の仕事のメイルが気になった上にサニーの胎動が激しかったので、アンナはほとんど眠れなかったのだそうだ。サニーの胎動自体は元気な証拠だから、嬉しいといえば嬉しいのだが。睡眠不足にもかかわらず、顔色はむしろ昨日の朝よりも良いぐらい。足マッサージやりながら相談し、仕事の件はやはり返答をしないことにする。時には何もしないのもチョイス。けれど、懸念は懸念だ。ヨガはこういう雲行きが怪しくなった時に助けになるようだ。瞑想を終える頃には二人ともすっかり落ち着いていた。
 庭に出てみると、野ばらとクルミの若木の傍らで、アイリスが江戸紫の地にライトイエローと山吹色の優雅な紋を纏って咲き競っている。「アイリスが咲いたよ」と言うと、「昨日から咲いてたわ、気がつかなかったの?」。我が家の庭師のアンナに見逃しは無いと見える。また一本取られた。
 昼食後、配管詰まり解消の装置を、ダメ元でもう一度トライしてみると、なんと上手く機能。アンナに手伝ってもらってパイプクリーナーを流し込む。8時間待ち。
 夕刻、今日も自転車で散策。昨日の逆コースを循環する。夕食前、ピアノ。平均律2番とモーツァルト。
 夕食にアンナ、昨日のお昼の冷やご飯を使って、不断草のチャーハンを作ってくれる。たまり醤油の味付けで、これに胡麻油を少し振って頂いたら、びっくりする旨さ。そこらの中華の店に負けない味で、おかわり!こんな物を我が家で食べられるとは、夢かと思う。これにはわけがある。実を言うと、アンナと付き合い始めた初期に、私が醤油味の炒めものを作ってこれが全くの不評だったのだ。爾来数年、醤油は蕎麦つゆに使うぐらいが精一杯で、それ以外の醤油味はおそらくうちでは一生味わえないのだろうと半ば諦めていたのだった。そこへ今回の妊娠、彼女は妊娠中のためのヴィガン料理本を取り寄せて、これに載っているレシピを作り始めた。そこに出てきたのがたまり醤油。妊娠前に買った醤油は数年経っても無くならなかったのに、2月に買ったひと瓶がもうすぐ空になろうという勢い。いわばサニーのおかげで醤油味が我が家でも楽しめるようになったようなもの。反面、サニーにはお腹にいる時から醤油の味をしっかりと覚えておいて欲しいと願っている。
 ベッドルームに行く前に、昼間パイプクリーナーを流し入れたところにお湯を注ぐ。最終判定は明日になって配管を組み立ててみないと出ないが、少なくともお湯は逆流せず。まずまず。
 寝る前になって初めて、今日が祝日、「昇天日」だったことに二人して気がつく。コロナのせいで毎日が祝日になったような、のんきな生活をしているから、気がつかなかったのかもしれない。

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