5月18日(月)晴れ、日中は暑いぐらい



 朝のお茶、金沢の棒茶。これは香ばしい爽やかな香りが高く長年、金沢で買ってきては愛飲している。ただ個人的には、ほうじ茶は午後から晩にかけて頂くものなので、朝一番は少し違和感がある。いつになったら風味豊かなすがすがしい緑茶が飲めるのかな。
 11時過ぎに出てまず銀行に寄って現金引き出す。最後の確認のボタンを押した瞬間に気づいたのだが、「チャージ4ユーロ50」。あれっ、と思ったが、一瞬の差で手遅れ。過去8年間、ユーロ圏内の銀行での引き出しでチャージを取られたことはなかった。この銀行でも何度もおろしているが、こんなことはなかったのでびっくり。この銀行だけなのか、オーストリア全体で制度が変わったのかは不明。あるいはコロナ禍による国境閉鎖と関係あるのだろうか。
 今日は、フィジオセラピストのマリオンに診てもらう。彼女は8年前に芸術祭の時、同僚の紹介で診てもらって以来、お世話になっている。そのフェスティバルの公演時には右膝を故障し、これを見事、治してくれた。何年かまえの大雪の冬に、連日の雪掻きで左ひじが腱鞘炎になった時も治療してもらった。彼女は若い時にパリに行き、住み込みのメイドをしながらフランス語を学んだので、我々の会話はフランス語だ。彼女はさまざまな技を持っているようだけれど、クレニオセイクラムがメイン。今日は右膝と左肩を中心にじっくり1時間以上診てくれる。疲れが溜まっていたのだろう、何度も寝入る。
 有機食品のスーパーで買い物をして帰る。
 好天でパジャマその他の洗濯。ところが、排水管が詰まり気味らしく洗面台まで逆流している。大洪水になっていないのは幸い。またU字管のところに髪の毛か何かが詰まっているのだろう。夕食まえ、これの除去をする。この手の作業は特別好きではないが、不得意な分野ではない。何でもキレイにするのは気分の良いものだ。配管を組み上げると、詰まりは解消されず、しかもジョイント部から漏れがある。ということは、パイプが壁に入ってから先で詰まっているのだろう。
 遅れて食卓に着き、状況報告をアンナにしていると、「あなた配管工事の話ばかりしていて、何食べているのかわかっているの?ありがとうも言わないで」、と彼女はご機嫌斜め。サニーのためにも口論は避けるべきなので、二人して意識的に話題を転換してなんとか切り抜ける。
 食後、アンナは食器棚の取手を取り替え。これまでが仮のものだったので。小さい変化でも印象はガラッと変わって嬉しい。私は洗面台のパイプ類をもう一度徹底クリーニングして組み直すが、漏れは直らず。詰まりもそのまま。この一件、明日以降の延長戦に持ち込みだ。リング外の血みどろ乱闘にならないことを願う。

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