4月27日(月)くもり
| ペルナーインゼル劇場側正門 |
明け方5時半ごろ、アンナが眠れないでいるのに気がついたので、起きてマッサージそしてかかとのホールドをする。私のフィジオセラピストの真似で、彼女はクレニオセイクラムの施術でこれをやってくれるのだけれど、いつも寝入ってしまうぐらいリラックスする。両足のかかとを手で持つだけという簡単なもの(彼女にはもっと深いノウハウがあるに違いないが)。アンナがつわりで大変だった時にこれを試して効果があった。今朝もこの後寝付けたようで、少し朝寝する。
ゆうべアンナのくれた歯のヤニを取る道具を試す。私はお茶の消費量が馬鹿にならないので、歯に茶しぶがつく。パリではかかりつけの歯医者さんの検診時にポリッシュしてもらうが、それだけではとても手に負えない。以前から対策を考えていたら、昨夜アンナが「これ使って」とくれたもの。これは存外に効果的。細かいところまでは取れないが、目立つ部分は随分キレイになった。有難い。
ヨガの後のブランチは玄米リゾットのおにぎり。湿気ってしまった海苔をトースターオーブンで炙ったら充分食用に耐えた。おにぎりだけではちょっと物足りないと、アンナがそば粉のパンケーキを作ってくれる。これは私の好物。ただ、トースターオーブンが少しご機嫌斜め。後で修理調整だ。
夕刻、自転車でハラインの郵便局まで。アンナの両親への贈り物を出す。4月7日のポストで遠景をお目にかけたが、ハラインはザルツブルクの南15キロのまち、ケルト語のHALが示すように長年、製塩で栄えた。ザルツブルク(塩の街という意味)は塩の取引で栄えたが、その塩はザルツァック川の水運でハラインから運ばれたものであった。ここにペルナーインゼルというかつての製塩所の建物を利用した劇場/アートセンターがあり、私がアンナに出会ったのはこの劇場である。2012年のザルツブルク芸術祭に、イリナ・ブルックの「ペールギュント」の制作、上演で私がここで仕事をした時に、アンナは夏休みのバイトをしていて、これが縁の始まり。まさか8年後にこの地で子供ができることになるとは夢にも想像しないことであった。