4月19日(日)朝くもり時々陽が射す、午後くもり時々雨





 今朝も目覚めが良くてありがたい。最近6時間睡眠で充分のようだ。ヨガと瞑想のおかげかもしれない。いやそれとも歳のせい?
 アンナがこのところ終日お腹が空いてるというので、試しに今日は朝から玄米リゾットにする。炊飯器がないので圧力釜で炊いているが、うちのコンロは電熱式なので、圧力が上がったところでオフにすると余熱で勝手に炊き上がる。今日もオフにしてからヨガを始め、終わったら美味しく炊き上がっていた。ブランチみたいな時間になったが、結果は上々。お腹の持ちが良く、しかも、もたれずで大正解。
 ブランチの時に習慣の話になる。アンナは、同じもの、同じことの繰り返しに飽きが来るので、常に新しいことをトライするイノヴェーターだ。新しいレシピーを次々と探してきて試行するし、しばしば部屋の模様替えをしたり、さらにインテリアを改装したり。もちろん外出時は着るものの新しいコンビネーションを探す。他方、私は一度何かが上手くゆくとそれを延々と繰り返すリピーターだ。レストランしかり、料理も着るもの履くものもしかり。パリのアパートのリビングはこの9年間に一度しか模様替えしていないし、それもアンナのアイディアがなかったら永久的に同じレイアウトで満足していたに違いない。要は、彼女がクリエイティブに生活を楽しもうとするのに対して、私は合理的に実用性を重んじる傾向があるようだ。面白いものだと思う。
 夕刻、雨が上がったのでミニサイクリングを提案、自転車を出してエアをチェック。アンナ出てきて、「雨、ポツポツ来てるわよ」。おかしいな、お天気レーダーで確かめたのに。傘を持っての散歩に変更。隣の牧草地のリンゴ並木に一本だけトネリコの木が混じっているのを「あれトネリコの木だよね?」と訊いたら、「その質問少なくとも三回聞いたことがあると思うわ」。行くこと暫し、雨あがる。「これなら自転車で出られたのに。いつもおんなじ道で退屈だわ」。彼女の変化を好むイノヴェーターの一面が顔を覗かせたようだ。引き返すことにする。300メートルも歩いただろうか、大粒の雨がまた降り出した。「あそこの山が雨に煙っていて日本を思い出すなあ」と言うと、「本当にそうね、前回の旅行でこういう景色良くみたわ」。そう、前回の日本行きは6月だったのだ。「サニーが少し大きくなったら、三人で日本行きたいね」、「ぜひ行きたいわ」。
 帰宅して例によってピアノもコントラバスもバッハ。
 夕食前、アンナ脚が疲れたというのでスペシャルでマッサージ。 
 ブログ原稿、1時間ちょっとで書きあがり、プルーフリーディングも一発でパス。こういうスムースな日もある。アンナはお父さん用のフォトブックを作って以来、アルバム作りが楽しそうだ。

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