4月18日(土)朝方うすぐもりのち晴れ、午後、にわか雨あり




 一足先に起床、シャワー。キッチンで洗い物、お茶の準備。テーブルとカウンターを拭きながら、どういうわけかハッピーに感じる。ケアフリーな朝、なんて素敵なんだろう。
 足マッサージをしながら外を見ていると、シジュウカラの親鳥たちが二方向から巣箱に向かって飛び交う。アンナと、ひょっとして雛が孵ったのじゃないかと話す。
 朝食のテーブルで今日の買い物のこと、次いで愛車「ゴースティ」のタイヤ交換のこと話す。今度の火曜に産婦人科の検診で片道30キロ往復するので、出来れば今日済ませてしまおうということに。食後すぐ取り掛かる。フランスと違ってオーストリアでは、冬季に冬用タイヤに履き替えることが義務づけられているので、春と秋、タイヤ交換をする。もちろん整備工場でやってもらえば15分で済み、20ユーロと掛からないだろう。けれど、わざわざ自分たちでやるのも我々にとってはまた楽しみ。季節の変わり目を確認するイヴェントでもある。最初、自らの手でやるのは何となく不安だったが、やってみると全く問題はなく、これだけでもまたクルマに愛着が湧く。アンナは外したナットを潤滑剤で至極キレイにしてくれる。これをやってあると次回ゆるめるのがグッと楽になる。夏用タイヤ、最後の一本を取り付ける段になって、アンナが「このナットの向き、本当にそれでいいの?」。「同じ質問、少なくとも3回は聞いたことがあると思うんだけど」と答える。今までは外したタイヤに間違えないようにテープを貼っていたが、今回、彼女は紐のついたタグを作ってくれた。これは便利。かくしてこの作業も楽しいうちに無事終了。1時間半かかったが、ゆっくり時間をかけられるのも一つの贅沢だと思う。
 買い物のついでにセルフのガソリンスタンドに寄って給油とタイヤの圧力のチェック。出口のレジでアジア系のお兄さんが「いいクルマですねえ」と言ってくれて嬉しくなる。「どうもありがとう」。
 隣の牧草地のリンゴの花が満開。
 帰ってくるとアンナが、「雛が孵ったみたいよ、鳴き声が聴こえるわ」。彼女はとても耳が良くて高い周波も聴けるのだ。今朝、親鳥たちの動きからの推測は間違いではなかったようだ。隣のリンゴの花のことを伝えると、「あっそう、やっぱり。毎年リンゴの花が咲くと生まれるのよね」。これは事実で、このぴったりのタイミングには感嘆させられる。リンゴの木に毛虫が発生するらしく、これは雛にとって最上の栄養源になるという。どうやってタイミングを合わせるのかは全く謎だが、自然とはそういうもののようだ。
 サァッと俄か雨が過ぎて行ったと思ったら、この春、初の虹が出た。


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